2025.5.6. GWの読書

GWは実家に帰っていてそれなりに盛りだくさんだったわけですがそれはともかく、その間にたまたま読んだ2冊が精神疾患と教育と尊厳に関わるものでした。一冊は「ぼくはO.C.ダニエル」(ちなみに、OCDとは脅迫性障害のこと)、もう一冊は有名なダニエルキイスの「アルジャーノンに花束を」の新版。精神疾患に興味があって手に取ったわけではないのだけれど、まあいちおう教育者の端くれとして、読んでよかった。アルジャーノンは、すごく昔に読んだ記憶があるけど、内容はすっかり忘れてました。
昔は気にならなかったと思うんですが、今読むといろいろと科学的に気になる点がありました。いい作品なんですけど、そのいろいろが気になってしまって、あまり作品に没入できなかった。
いろいろというのはまず、①ネズミの知能が低いこととヒトの知的障害がごっちゃにされてること。それから、②ネズミの予備実験を1個体しかやらないで、しかもその経過観察途中でヒトを使った実験に進んでしまったこと。少なくとも、ネズミのオスメス3頭ずつは実験しましょう。私の研究のような人畜無害な実験でもn=3はやりますよ。それから、③アルジャーノンやチャーリーの知能が下がってきた段階で、どうして再手術を考えなかったのかということ。いやあ、どうしても気になっちゃうんですよね。
2025.4.29. 周延「真美人」を入手!

橋本周延の美人画の集大成と言われるシリーズ「真美人」の「蛍」を手に入れました。欲しかったものとはいえ、明治31年の作品ですからね。それにしては、ちょっと高かったなあ。最近は、ちょっといい浮世絵はとんでもない値段だったりして困ります。先日、博物館で歌麿の「画本虫えらみ」の実物を見ました。やっぱり江戸時代のものは風格が違うなあ。それと比べると、この真美人はやけにポップな色使いだなあ。
2025.4.7. 看板

名古屋大バス停前の立て看板にも登場です。近所なので帰りに写真を撮ってきました。看板は嬉しいですねー。ちなみに、遠くで青く光っているのは発光生物ではありません。豊田講堂の時計です。青色ダイオードです。青色のダイオードは最も開発が難しかったダイオードだそうです。一方、海の生物たちは、何度も何度も青色の発光を進化の過程で獲得しています。
2025.4.4. 名古屋大学博物館特別展「発光生物」のご案内

今年度さいしょのお知らせはすごいですよ。なんと、名古屋大学博物館の特別展、次のテーマは、ずばり「発光生物」!しかも、中部大学応用生物学部の共催です。
名古屋大博物館の特別展で発光生物をやるのは長年の夢だったんですよねー。こんなこともいつかあろうかと私がコツコツ集めてきた発光生物の標本や浮世絵などの文化資料も一挙公開。研究者として、コレクターとして、こんなに幸せなことってあるでしょうか。西田先生、宇治原さん、私の夢を実現してくれてありがとー。