新生活にも徐々に慣れ、GWもある5月は、さわやかな風が吹く中で、暖かな日差しが気持ちいい季節です。今月も応生農場サポーターズは、五月病にもひるむことなく田んぼで元気に活動を行いました。
5月は、4月に引き続き草刈りや用水路の整備に加え、新たに代かきを行いました。


ところで皆さんは代かきをご存知でしょうか。代かきとは、水が張った田んぼの土を耕し、表面を平らにならす作業のことです1)。これを聞くだけでは少しイメージしづらいと思うのですが、例えるなら泥いっぱいのプールで野球部員がトンボをかけるような感じでしょうか(もっと分かりにくいですかね、、)。私たちはアルミ製の柄振(えぶり)という、グラウンドをならすトンボのような道具2)を用いて人力で行いましたが、農家さんたちはトラクターで行うのが主流なんだとか。また農業機械が普及する前は牛や馬の力を借りてやっていたそうです3)4)。田んぼの状態を整えるため、田植え前に必ず行わなくてはいけないのですが、これが想像以上にかなりハードでした(個人的には水が張った田んぼに入れて気持ちが良かったのです!!)。
気になるな、自分ならもっとうまくやれそうって思った方はぜひ、一緒にやりませんか?農場にてサポーターズ一同お待ちしております!!


よく見ると用途の中に、グラウンドに加え”水田”もしっかり記されています(なんなら先頭)
また5月の心地よい陽気の中、田んぼでは、いろいろな生物が穏やかに暮らしています。先日はテントウムシを見かけました。

テントウムシとか田んぼの生き物をまじまじと見つめるのは小学生以来でしょうか。私はそんなに詳しくないのですが、サポーターズのメンバーのみんなは農場サポーターをやっているだけあって、鳥や虫など生き物が大好きな人が多い気がします。いつも珍しい生き物や季節の訪れを感じさせる生き物を見つけると写真を撮って送ってくれます。この新聞に載せる記事のネタをくれているというのもあると思うのですが、自分はそこまで詳しくないのでどれに焦点を当てるのが正解なのか分かりかねます(幼いころの思い出にひっぱられてテントウムシ選んじゃったけどもっとほかに取り上げるべき生物がいたのかもしれない、、)。
メンバーの、好きなものに対する熱意や好奇心に刺激されるとともに、もう少し自分も勉強しなければと思わされます。
6月は、第一週の土曜日に田植えを行い、10月の収穫に向けて田んぼの管理を加速させていく予定です。恵みの雨とお天道様のごきげんが気になる季節ではありますが、体調管理と熱中症には十分に気を付けて作業を行うよう心掛けていきたいと思います。
引用:1) 代掻き(しろかき)の準備 | 苗の成長と田植え | お米ができるまで | クボタのたんぼ [学んで楽しい!たんぼの総合情報サイト] (2025/06/22 閲覧)
引用:2) 柄振|歴史資料館(2025/06/22 閲覧)
引用:3) 田おこし・代かきの歴史:農林水産省(2025/06/22 閲覧)
引用:4)牛による代かき風景 – 三原市ホームページ(2025/06/22 閲覧)
作成者:國井、星野