分子微生物学研究室(宮田研究室)

分子微生物学研究室(宮田研究室)

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私たちの研究室では、主にClostridium属細菌が産生する病原因子や酵素の研究を行っています。これらの菌の一部は、ヒトの腸管内に常在する「悪玉菌」で、場合によっては急激に増殖し患者さんを死に至らしめることもあります。菌が種々の毒素を作って生体を破壊するためです。また、他の菌では、主に家畜に致死率100%の腸性毒素血症や、家禽に壊死性腸炎を引き起こし、経済的損失をもたらします。これらの菌の病原因子の構造と機能、転写制御等を調べることにより、感染症の予防・診断・治療に応用することを目的としています。毒素の特異性を利用したDDSへの応用も目指しています。一方でこれらの菌は、有用な物質も産生します。私たちは新規ゲノム編集ツールを開発し、微生物の有用な面を増強し、有害な面を欠損させることにも成功しています。細菌は原始的な生物だと考えられていますが、非常に多様性に富んでおり、遺伝資源の宝庫です。微生物が好き、実験が好き、一緒に研究をしたいという学生の参加を期待しています。一緒にMicroworldを探検しましょう。

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