応生農場サポーターズ

農場サポーターズ新聞 2026年度6月号

皆さんこんにちは!応生農場サポーターズです。

6月に突入しました。6月といえば雨の季節ですが、今年はあまり”梅雨”っていう感じがしないですね。

ちなみに今年の梅雨入りは6月7日頃1)で、昨年よりも3週間ほど遅いのだとか(昨年の梅雨入りは5月17日頃でした)。とはいえ、調べてみると今年は降水量が多い地域も複数みられたので、あくまで個人的な感想に過ぎないのですが。

恵みの雨は農場に必要不可欠です!稲の成長を見守るように、水田を潤してくれたらと思います。

6月は、稲作における一大イベントである田植えと、稲の生長促進のための環境整備を行いました。環境整備と一言でまとめましたが、簡単に言うと雑草取りですね。

田植えは、第一週の土曜日6/6(土)に行いました。

当日は、スタートアップセミナーという授業の一環で、応用生物学部の一年生もたくさん参加してくれました!

図1.田植えの様子

この日はあいにく小雨が降っていましたが、一年生やサポーターズ含め皆さんの協力のおかげで、無事に田植えを行うことができました。当日は、本当に多くの先生方や地域の方々にご協力いただき、見守っていただきました。関係者のみなさまに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!

図2.頂いた差し入れと指示用の音声機器

そして、一日中作業を頑張る農場サポーターズのお楽しみは、みんなで食べるお昼の時間です。今回も例年と同じように、近隣のスーパーで調達してきました。

図3.サポーターズの昼食

この昼食は、先生方からの差し入れと一緒に美味しくいただきました。筆者は、この時間を楽しみに毎年田植えに参加しているといっても過言ではありません。とはいえ、不純な動機の学生はおそらく自分だけで、昼食よりも田植えの様子の方が気になるといって駆け出す熱心なメンバーもたくさんいます。彼・彼女らの姿を見て、自分も頑張らなくてはと背筋が伸びる思いがしました。

図4.田植えをした後の水田の様子

一面に苗が植えられた田んぼを見渡すと達成感がすごいです(語彙力は疲労により旅立ちました…)。今年もまた始まったなという感じがします。

田植えが終わって一安心と思いきや、ここからは雑草との戦いが始まります。雑草を放置すると、稲の生長に必要な養分が奪われ、米の収穫量が下がってしまいます。この応用生物学部実習農場では農薬を使用していないので、除草は人力作業です。

 去年の夏は、人手不足で除草が遅れてしまい、稲の間には「コナギ(学名:Monochoria vaginalis (Burm. f.) Kunth)2)」などの雑草がびっしりと生い茂ってしまいました。その他、稲の背丈を超えた雑草もちらほら見られ、それらは去年の米の収穫量が大きく落ちた原因につながっています。

 今年はこんなことにならないよう、全力で雑草取りを行っていこうと思います。

図5.雑草取りの様子

水田内の雑草取りは「八反(はったん)ずり3)」や「八反取り」と呼ばれる方法で行いました。「八反」というのは面積の単位で、約80アール(およそサッカー場1面分)の広さを指します。この言葉には「1日でそれほどの広い範囲を効率よく作業できる」という意味が込められているのだそうです。

この作業では、図5に映っている柄の先に爪がついた道具を土の中で前後に動かし、稲の間に生えた雑草を掻き取ったり浮かせたりして除去します。

図6.土中のガス抜きも行います

土の中に足を入れると、ポコポコと気体が出てきました。これは有機物が分解されて発生したメタンガスであると考えられます。八反ずりには除草だけではなく、このメタンガスを土中から抜き、稲の根に酸素を供給する「中耕4)」の効果もあります。

図7.浮いてしまった稲をもう一度植え直すのも大切な作業です

田植えが終わってすぐの時期は稲の根が十分に定着していないため、水に浮いてきてしまうことがしばしばあります。そのような稲は見つけ次第、一つ一つ植え直していきました。

6月は、田植えとともに環境整備を行いました。7月は、今以上に暑い日が続くことが予想されますが、農場サポーターズ一同、秋の収穫を心待ちに懸命に活動に励みたいと思います。

図8.水田の様子

引用

1)気象庁.”令和8年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)”国土交通省.2026.
https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html    

(2026年7月1日閲覧)

2)日本雑草学会|コナギ
https://wssj.jp/kaisetsu/10_konagi/konagi_top.html    

(2026年7月6日閲覧)

3)八反ずり・田こすり|歴史資料館 – 水巻町
https://www.town.mizumaki.lg.jp/museum/040/020/020/240/880.html

(2026年7月5日閲覧)

4)耕しながら除草する「中耕除草」 | 田んぼの管理と被害対策 | お米ができるまで | クボタのたんぼ [学んで楽しい!たんぼの総合情報サイト]
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/management/intercultivation.html

(2026年7月5日閲覧)

作成者:星野、奥、前田