中部大学大学院博士後期課程学生支援プロジェクト「地球規模の社会課題へ創発的分野融合で挑戦し、地域から新産業創出に貢献する博士人材の養成」の実施について

キャリア開発・育成コンテンツ

本事業では、博士学生が専門の研究開発能力のみならず、広い視野で俯瞰的人間力とリーダーシップを発揮できる応用力溢れる高度人材に育つことを目的としています。以下の、キャリア開発・育成コンテンツの実施の中で、学生は専門性を活用しつつ専門以外の情報・知識を自分なりに分析して咀嚼できる能力を身につけます。

  • 支援対象以外の博士学生もキャリア開発・プログラムを聴講できることとします。

分野融合の挑戦的研究 (必修)

専門研究のみならず、創発的な分野融合で挑戦する社会課題は、エネルギー・環境・健康に関わる課題を重点分野とし、AI・データサイエンスを横串として重視します。分野融合の挑戦的研究をサポートするために、学内のセンター群が協力する体制とします。

社会課題ワークショップ(必修)

学生が主体的に課題設定(エネルギー、環境、健康、データサイエンスを中心に)して運営する体制とします。産業界の有識者がアドバイザーとして本ワークショップに参画します。学生が希望する講師等の招聘も可能とします。
テーマは、エネルギー・環境・健康の課題を中心に、カーボンニュートラル、環境保全、健康寿命延伸など学生が主体的に課題設定してワークショップを運営します。

キャリア開発セミナー(必修)

連携企業10社の外部有識者が講師となり企画・運営します。産業界でのキャリア形成、産業界における博士人材の活躍、ベンチャー起業、経営と研究開発の実際について議論する場とし、学生の研究方針やキャリアプランについて学生と産業界講師が相互議論を深めます。

創発文理融合セミナー(選択)

創発学術院ならびに創造的リベラルアーツセンターと連携して実施し、創発的な文理融合を学びます。科学技術を社会の側から検証、伝統的芸術・文化・歴史と科学技術の関係、ELSIと倫理の実際など、多様なテーマを企画します。

発信力強化ワークショップ(選択)

ジャーナリスト、アナウンサー、新聞記者の経験者を指導者として、「話す」「書く」「伝える」のノウハウをワークショップ形式(プレゼンテーション、執筆指導、討論など)で教示し、参加学生が研究成果や調査内容、社会課題への自身の考え方等を発信する力、伝える力を養成します。

分野融合研究セミナー(選択)

外部協力機関の4研究所の研究者を講師として分野横断のセミナーを実施します。

産学連携インターンシップ(選択必修)

博士学生の希望をもとに調整し、外部協力機関の企業ならびに研究所、学生が希望する幅広い企業へのインターンシップ(数週間以上の短期集中あるいは分散長期)に参加することを可能とします。社会実装力の養成と起業に関わる具体的な情報とノウハウの獲得に有益です。

海外留学、国際共同研究(選択必修)

博士学生の希望による個別対応として留学先を交渉・決定し、1カ月以上の研究留学(欧米・アジア・アフリカ等)を可能とします。国際共同研究を強化し、その成果は国際学会等での発表を推進します。