災害対策プロジェクトの紹介
災害対策プロジェクトの目的
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、津波により多くの死者・行方不明者を出した。原発事故も重なり、今までの防災の常識を覆す複合的な大災害となり、政府の危機管理不足も大きく指摘された。私達は、今後起こると言われている東海大地震に備え、この大災害から多くを学んでいかなければならない。
そこで、「スタッフの一人ひとりが災害について危機感を持ち、防災・減災について考えていく」を災害対策プロジェクトの目的とする。平常時から災害に対する情報交換や学習活動を行い、応急救護のスキルを習得や学内防災訓練に積極的に参加していく。そして過去の災害を教訓とし、協力や助け合いのための関係作りを目指す。
災害対策プロジェクトの略歴
2007年
『災害対策プロジェクト』始動「神戸研修」開始
「救命講習会」開始
2008年
「ぼうさい甲子園大学生の部優秀賞」受賞
2009年
「防災講演会」に参加開始
2011年
「被災地支援活動」実施
2014年
「避難所想定訓練」開始
2015年
宮城県復興庁 表敬訪問
2016年
「平成28年 熊本地震募金活動」実施
「復興支援パンフレット」制作開始
2017年
「名古屋研修」開始
2018年
「災害活動体験会」開始
「「平成30年7月豪雨」募金活動」実施
2019年
「令和元年8月豪雨/台風15号、台風19号募金活動」実施
「被災地支援活動・伝承会」開始
2020年
令和2年1.17防災未来省 ぼうさい甲子園で「はばタン賞」受賞
2021年
防災対策協議会主催の講演会内で10年に渡る気仙沼での活動報告実施
2022年
「震災遺構見学」開始
2023年
宮城県気仙沼市と防災・減災、地域活性化のさらなる協力体制構築を目的とした連携協定を締結
「令和6年能登半島地震募金活動」実施
活動の種類
【応急救護の実施体制のあり方】
実践的な災害救助実務(救命講習)の習得を実施し、学生による応急救助の実施体制の整備を図る。災害時は情報が氾濫しやすいため、日頃から地方自治体・地域・ボランティア・NPOとの連携を図り、災害に関する情報収集・提供が行うことができる体制作りを目指す。
【避難経路と避難所運営のあり方】
災害時では、避難経路を確保することかも重要になる。そのため、平常時より避難経路を確認し、災害時において避難誘導ができるシステムの構築を目指す。
【課題に対する取り組み】
災害時に生じる価値対立の予防に向け、平常時における継続的な啓発活動を行う。さらに、災害後の応急対策、復旧・復興に係る多様な施策との連携、大規模災害に備えた様々な取り組みを実施可能にするための運営体制の整備を実施する。
【被災地の支援体制のあり方】
震災に見舞われた地域に対して迅速な支援・長期的支援を実施できる体制を目指す。同時に、震災の風化を阻止するため継続的な支援を行い、また被災地の情報を発信していく。
【ボランティアネットワークの構築】
講習・研修会を実施し、多くの学生に防災に関心を持たせるとともに、ボランティアスタッフへの防災教育も実施する。