中部大学ボランティア・NPOセンター

2019年度の活動実績

災害対策プロジェクトの活動実績

学内防災訓練 10月2日

2019年10月2日に本大学にて学内防災訓練を行いました。本企画は学校主体で行っている防災訓練に当センターがブースを出すという形で参加しました。

AEDを使ったトリアージ訓練や、非常食を作ってその場で食べてもらう非常食体験を今年は行いました。短い時間の中で列ができるほど多くの方が参加してくださり、防災訓練に興味を持って頂けました。

身近な場所で大規模な防災訓練が開かれる機会は滅多にないため、この企画に今後も参加していきたいと考えています。

避難所想定訓練2019 9月6日~7日

2019年9月6日~7日に本大学にて防災意識や避難所生活での知恵を身に付けるために、実際の避難所での生活を再現した避難所想定訓練を行いました。

食器の代用品としての紙食器つくり、避難時に必要なものを取捨選択する非常用持ち出し袋体験、地図を見ながら避難経路を考えるDIG(災害図上訓練)、8月に行った被災地支援活動(夏)の経験を伝える被災地講話、実際に食べて感じる非常食体験、身体的にハンディキャップを負った方々と避難することを想定した脱出避難訓練、段ボールを使って1から避難所を作りそこで1晩を過ごす避難所製作、エコノミークラス症候群を予防するエコノミー体操、避難所を運営する大変さを学ぶHUG(避難所運営ゲーム)、これらの計9個の訓練を2日間を通して行いました。

過酷な2日間を過ごすことで、日ごろから防災することの大切さを学び、各自の防災意識が向上したと感じました。

第16回 被災地支援活動(夏) 8月27日~29日

2019年8月27日~29日にかけて宮城県を訪れ、東日本大震災から約8年たった被災地の現状把握と、現状の周知を目的に本企画を行いました。

大きく分けてリアス・アーク美術館、気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館、大谷西コミュニティセンターの三か所を回り、現地の方々にお話を伺いながら勉強させていただきました。

震災から時が流れた今でも現地に赴き、知ることには意味があり、現状の周知を目的とした「伝承会」という企画を本大学にて12月に行いました。今後は、本企画を通して学んだことを周知することに力を入れていきたいと考えています。

我々は、震災発生直後から活動を開始し、現地の様子を記録してきました。訪問するたびに現地の方たちの地元愛や「必ず復興してみせる」という強い思いに触れてきました。そこで私たち大学生に何か手助けができないかと考えるようになりました。既に物資配布や被災物の撤去等のボランティアの需要は少なく(完全ではないですが)、大打撃を負った観光業の復興や震災を機に他県へ流失してしまった若者世代の呼び戻しが目下の課題と伺いました。

学生間で話し合いを重ね、いままでの活動で得た記録を学生のみで留めるのではなく、学外の方にも発信し、気仙沼市に存在する数多くの観光資源(観光地・物産等)を、県外の多くの人に発信する「間接支援」はできないかと考えました。そして、実際に現地を訪問した者しかわからない、気仙沼市の魅力を盛り込んだ自主製作の復興支援パンフレットを制作しました。内容は毎年最新のものに更新し、気仙沼市の魅力発信に寄与できればと考えております。パンフレットは大学祭や学外のイベント等で配布しています。

以下からも閲覧は可能ですので是非ご確認ください。

名古屋研修 6月16日

2019年6月16日に根尾谷地震断層観察館と名古屋市港防災センターへ訪問するバスツアーを行いました。

根尾谷地震断層観察館では実際に断層を見ることで、濃尾地震の地震の被害の大きさを学び、地震の恐ろしさを目の当たりにしました。名古屋市港防災センターでは、火災時・地震時の適切な行動をシミュレーション設備で体験し、備えることの大切さを学びました。

人生で一度体験するかどうか分からない災害に全力で備えることの大切さを、災害の歴史から学ぶことのできるいい機会となりました。災害時の被害を最小限に抑えるために、今回得た知識をまずは身近な人に伝える企画を当センターで行おうと考えています。